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浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

今ならあの時の失敗が話せる

 このブログも残す所、あと30回をきりました。
 いよいよ大詰めと言った所です。
 こんな訳のわからない文章を、毎日読んでくださっている皆さま、本当にありがとうございます。

 元々このブログは、パリでのエテイヤタロットの取材の様子をきちんとまとめようとの思いから、始めたものでした。
 今ではすっかり、パリと無関係になっちゃっていますけど…

 あの頃は、あわよくばこのブログが出版社の目にとまって、タロットの本が出せたらいいな… という下心もあったりして(笑)
 このブログを始めたばかりの2年前の僕は、体はいたって健康でしたけど、心は乾ききっていました。

 でも、その時の夢は、こうして今 実現しています。

 ところで、パリについた最初の日、パリへと向かう飛行機の中であったハプニングを書き綴って、ブログにアップしようと思ったのですが、どうしてもうまく更新できませんでした。

 せっかく書きこんだ文章が、更新ボタンを押した瞬間、なぜか全部消えてしまって、そこでもう一度最初から文書を作って、更新ボタンを押したら、やっぱりまたしても消えてしまいました。
 あの頃は、今みたいに紙に下書きして文章を作っていなかったから、消えてしまうと全てやり直すしかありませんでした。

 2度も文書が消えて、かなりブルーになったのですが、3度目こそはと今度はパソコンのメモ帳に下書きして、絶対に消えないように文章を作りなおして、それをコピペしてブログをアップしようとした時に、寝ぼけてメモ帳ごと消してしまいました。
 (2012/2/28ブログ 「近い未来のシナリオは決められている…だからこそ頑張れる!」 参照)

 さすがの僕も、結局ブログをアップするのを観念しました。

 実はあの時は、飛行機の中で起きたどうしようもない失敗談を発表しようと思っていたのです。

 成田空港まで全速力で走り、奇跡的な電車の乗り継ぎの良さで、どう考えても間に合わないはずの飛行機に乗る事ができた話(2013/2/26ブログ 「あの日起こった奇跡」参照)と、その後、荷物検査の時に2度の超過料金を取られた失敗談(2012/5/14ブログ 「固定観念を打ち破れば、運が開く」参照)は、もう書きましたが、飛行機に乗った後にも、僕はとんでもない失敗をやらかしているんです。

 ブログをアップしようとしたら、3回も文章が消えちゃったから、この話は出さない方がいいのかな… と思って、2年前はそのままアップしませんでしたけど…

 自宅から全速力で成田空港まで走りづめに走ってきた僕は、飛行機の中でもまだ少し息が切れていました。

 「今から14時間後は、憧れのパリか…」 とか思いを馳せて、今のうちに少しでもフランス語に慣れておこうと、フランス語の吹き替え版のハリソンフォードの 「逃亡者」 を見ていました。
 「Merci(ありがとう)」 と、「Qui est-ce?(誰?)」 しか聞き取れなかった…

 しばらくすると、機内食が運ばれてきました。
 その時、外国人の美しい女性がフランス語のメニューを見せてくれて、「お飲み物はいかがですか?」 みたいな事を聞かれたんです。
 多分英語でだったと思いますが…

 そのメニューには、ちゃんと小さな字で日本語の訳が入っていましたが、その中に唯一、訳を見なくても読めるフランス語があったんです。
 それは、「Vin rouge」 という言葉…

 Vinはワイン、そしてrougeは赤… だから、これは赤ワインだ… とかわかったら、ちょっと嬉しくなりました(笑)

 僕はそれまで、一人でお酒を注文して飲んだ事は一度もありませんでした。
 お酒というのは、誰かと一緒に飲むもので、一人では飲むものではないと決めていたんです。

 でも、特別に今日ぐらいはいいか… と思って、Vin rougeを注文してしまいました。
 無事にこうして飛行機に乗れた事だし、無料で飲めるのだし…
  英語で聞かれているのに、Vin rouge s'il vous plaît. とか言って(笑)

 そうすると、赤ワインの小瓶と、プラスチックのグラスが来ました。
 思わず嬉しくなって、一人で一気にワインの小瓶を飲みほしちゃいました。

 日頃の僕からしたら、この程度のお酒の量なら大して酔う事もないはずなのですが、僕はこの時初めて、地上で飲むお酒と飛行機の中で飲むお酒の酔いの回り方が10倍ぐらい違うという事を知りました(笑)

 きっと気圧の関係ですね… それに全速力で走り続けた後、まだ完全に体が回復していなかったというのもあると思います。

 その後、ものすごい吐き気に襲われて、トイレに駆け込んだんですけど、吐けない…
 とにかく、この下の地上がどこの国でもいいから、今すぐ降ろしてほしいような気分に襲われました。

 二人のスチュワーデスさんが介抱してくれて、特別のイスに座らせてもらいました。
 あれは今思い返しても、本当に恥ずかしかったです。
      歯医者さんでめまいを起こした時以上です…

 そのまま1時間半近く、死にそうな思いをしていました。

 でも、その後はやっと酔いもさめてきて、いつもの体の状態に戻る事ができました。

 本当にお馬鹿な話ですね。

 こうして取りあえず成功をつかんだ今でこそ書けますけど、やっぱり2年前のあの日のブログには書かなくて良かったかな… なんて思います(笑)

 とはいえ最近思うのは、失敗も成功の一部だという事…

 思いっきり恥ずかしい思いをしながらも、あんまり自分を責めないで、励ましながら頑張っていたら、きっとそれは笑い話になるし、その経験はやがて人生の宝物になっていくはずです。


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