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浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

イメージした自分が現実になる

 昨日は、タロット講座・小アルカナ編の第1講座が終了しました。
 僕にとって、フリーで活動を始めてから、初めての記念すべき講座でした。
 今回、講座が無事に開催できたのは、周りの人が親身になって支えて下さったからです。
 そのお陰で、僕も緊張しすぎることなく、気持ちもリラックスして、講座に取り組めました。

 僕、本当はかなりあがり症なんですよ。
 昔、ミュージシャンを目指してた頃からそうでした。あまりに緊張しすぎるんで、人前に出る度胸をつけようというのもあって、俳優の勉強をしていた事もあります。

 結局、僕はミュージシャンとしては成功しませんでしたが、この俳優の勉強に取り組んでいた事は、人生上の思わぬ収穫がありました。

 僕が学んだ演技の方法論に、ハリウッドの映画スターがよく用いる 「メソッド演技」 というのが、ありました。
 ハリウッドの映画スターであるアル・パチーノやロバート・デニーロなどは、このメソッドを極めた天才俳優です。

 僕は、この 「メソッド演技」 の方法を教わる機会に恵まれたのです。

 「メソッド演技」 とは、どういうアプローチをするかというと、まずはその演じる役のリサーチをしっかりと行い、その役の感情や考え方を徹底的に自分に投影させ、完全にその役になりきってしまう事を目指します。

 ロバート・デニーロなどは、映画ごとにまるで別人のように見えます。
 メソッド演技を、完璧なまでに成功させている例です。

 「メソッド演技」 がどういう手法を取るかと言いますと、例えばアル・パチーノが銀行強盗の役をやるとします。

 まず、アル・パチーノは、その銀行強盗の性格とか考え方、置かれている状況なんかを、脚本から類推して感じ取ります。そして、演技に入る前の準備として、あたかもその人物になりきって、その役の性格でものを考え、その役の感情で振るまってみるのです。

 いざ、本番の2時間前ぐらいになると、映画の収録をするスタジオのセットの近くで、アル・パチーノは小道具のナイフを持って、ブツブツつぶやいています。

 「お、おれは、このナイフで、あ、あ、あの銀行をおそってやるんだ… で、でないと借金がかえせねえ… もし、刃向かうやつがいたら、こ、こ、このナイフで刺してやる… 人殺しになったって、か、か、かまやしねえ… ど、どうせ前科はあるんだ… やってやる やってやる カ、カネを奪ってメキシコへ逃亡するんだあ~」

 他の人が見たら、かなり狂気の世界です(笑)

 そして、監督の 「本番、スタート」 の声で、銀行強盗になりきった迫真の演技のアル・パチーノが、恐ろしいリアリティーで、行員にナイフを突き付けるのです。

 アル・パチーノはいつも、
 「自分はおかしくなって、本当に撮影中に人を殺してしまうんじゃないかという気がして、恐ろしくなる」 と語っています。

 「メソッド演技」というのは、そう簡単にマスターできるものではありませんが、うまく使いこなす事ができれば、ありとあらゆる役になり切る事ができます。
 さらに言えば、自分の理想とする人物像をリアルにイメージすれば、その理想の姿になりきる事もできます。

 理想の人物像…
 例えば、心が温かくて、人に優しくて、希望に満ちあふれていて、根性がある…

 そういう役柄を意識して、演じ続けるのです。
 すると、イメージした自分が現実になる…

 「人生はお芝居のようなもの」 とよく言われますが、こうなりたいと思う自分の役作りをする事で、思うがままの人生のシナリオを作る事ができます。


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