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浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

ペルソナを取り替えながら

 松戸の自宅と東京を行ったり来たりしながら、今、僕は、本当に自分は幸せだと感じています。

 たくさんの素敵な人との出会いがあって、その中で僕なんかでも、何かしらのお役に立てたりする事もある…

 「生かされている」 という喜びに、心が満たされています。

 昨日のブログでは、ユングが提唱したペルソナというものについて、少し触れてみたのですが、このペルソナというのは、社会生活をする人にとって、心の病を引き起こしかねないような要素を持っています。

 例えば、自分には合わないペルソナをつけさせられた場合です。

 これ、よく親が我が子にやってしまうケースがあります。

 親が子供に、無意識の内に自分の理想を押しつけるようなパターンです。

 よく子育てで、子供をほめあげて、やる気にさせるという方法があります。
 でもこれもやりすぎると、子供は自分の逃げ場を失ってしまいます。

 「○○ちゃんは本当にいい子だね。勉強もできて優秀だし、いつもみんなの事を考えている模範生だ」
 みたいな事を何度も子供に言い聞かせる…

 確かにこの方法は、優秀な子供を育てるのに、かなり効果はあるかも知れません。
 でも両刃の剣で、すごくリスクもあると思うんです。

 それでも、「自分は本当はそうじゃない…」 って子供が感じられるようなら、まだマシな方です。

 中には、親から与えられたそのペルソナを、実際の自分とは違うのに、必死に演じ切ってしまう子供もいます。
 むしろ、こっちの方が悲劇ですね。

 合わないペルソナを無理やり自分と同化させてしまって、ふと子供が、自分の本当の心を垣間見てしまった時、それを自分だとは認める事ができなくなります。
 だから、否定するしかない…

 このペルソナと同居している間は、自分で自分の事を認めてあげる事ができなくなって、時に深刻な自己嫌悪に陥りかねません。
 もちろん、これは向上心にもつながる訳ですから、全部が全部、悪い事ばかりではありませんが、これが心の病につながっていく可能性だってあります。


 じゃあ、自分にピッタリと当っているペルソナを身にまとう分にはいいのかと言ったら、これもまた考えものです(笑)

 例えば、ロックが死ぬほど好きで、自他共に認めるロックンローラーがいたとします。
 言いかえれば、ロックンローラーというペルソナを身にまとった人です。

 ライヴハウスでライヴをやる時にはこれでいいでしょう。
 でも、これも度が過ぎて四六時中やっていると、TPOというものがまるでできなくなります。

 時にはそれが微笑ましいような事もあるかも知れませんが、場合によっては周りの人を疲れさせますし、何より本人もそのペルソナに振り回されて、不器用な生き方しかできなくなります。

 それにだいたい、ペルソナ(仮面)をつけていると、腹を割って人と心を通い合わせる事もできなくなります…

 結局、ペルソナって自分の事を制限してしまうものだと思うんですね。

 もちろん、社会生活において、こういうものは必要です。
 その中で大切なのは、いくつかペルソナをきちんと使い分けていく事かも知れません。

 ペルソナを取り替えながら…

 自分をこうだと決めつけないで、常にいろんな自分を受け入れてあげる…

 その時に貴方は、今までに見た事もないような素敵な自分に出会えるかも知れません。


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