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浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

占いは決めつける為の道具じゃない

 ソチ冬季オリンピック、浅田真央選手 本当によく頑張ったと思います。
 やっぱり、結果というものだけではなくて、困難の中でいかに自分を奮い立たせていくか… という姿に、人は心を動かされると思う…

 それにしても、だいたいこういう大きなスポーツ競技の前になると、「この人は優勝するか…」 みたいなのを占ったりするのが流行ります。

 僕が思うに、少なくとも生年月日時だけで、未来に起こる出来事をピンポイントで当てるというのは無理があります。

 たまに直観力(霊感力?)が優れた占い師さんは、そういう事をやり遂げますけど、それは生年月日時の星の配置に情報が出ている訳じゃなくて、そこからインスピレーションで感じ取っているに過ぎません。

 占い師は、そういう依頼を受けた時 「卜(ぼく)占」 (易とかタロットなど…)を頼るしかありませんが、エンターテーメント的にやるのは別に構わないと思いますが、それを決めつけるのは良くありません。

 だって、未来って変えられるんですから…

 今から35年ぐらい前に、生年月日の占いで、「長嶋茂雄監督は悪い時期で監督になったから、長嶋巨人は優勝できない」 みたいな事を言った人がいて、最初はものの見事に(偶然に…)当たって、その占いが一大ブームになったのですが、次のシーズンにまたもう一回同じ事を宣言したら、今度は見事に外れて、占い師を廃業したという人がいました。
 あれ、本当の廃業の理由は別にあったなどとも言われてますが…

 そういう僕も、四柱推命を始めてずい分と長い間、生年月日時がきちんとわかっている人の運命の流れの良し悪しは、術さえちゃんと極めれば、ピタリと当てられると思っていたものでした。

 「四柱推命完全マニュアル」 にも書いた通り、ある双子の姉妹の命式を見た時、その考え方を変えざるを得なくなったのです。

 でも、こんな事はもっと早くから気づいているべきだったな… って、今は反省しています。

 例えば今から80年ほど前、アメリカのミシシッピー州で、誰もが知る世界的シンガーであるエルヴィス・プレスリーが生まれたのですが、彼には双子の兄がいて、この子は死産だったそうです。

 その時の記録によれば、2人が生まれたのは午前4時前後の生まれ、つまり四柱推命でみれば、どちらも「寅の刻」です。
 (四柱推命は、日干支と時干支は必ず現地時間でみます。詳しくはコチラ

 つまりこんな風に、この世的に見れば、同一生年月日でも全く運命が異なる事もある…
 それは、一般的な定義における 「性格」 というものに関しても同じです。

 だから、例えば、オウム真理教の麻原彰晃の命式なんかを例題にして、「この命式を持つ人間は、性格は下等で俗悪などうしょうもない人間だ…」 なんて決めつけていたりする四柱推命の本があったりするけど、そういう決めつけって良くないと思うんですね。

 僕は、カルト教団の犯罪者に全く同情するつもりはないけど、これだと、彼と同じ生年月日で同じ時間に生まれた人は、生まれた時点で彼と同じようなどうしょうもない人間になってしまう事になります。

 もちろん、持っている質はどこか似るんです。
 でも、それだけでその人がどうしようもない人間になるとは限らないです。

 麻原彰晃は下等で劣悪かも知れないけど、それは、生まれながらの命式のせいではありません。

 例えば、最近話題になった60年前に起きた墨田区の病院で取り違えられた赤ちゃんの事件ですが、、あの時の2人の男性の出生データはそれぞれ、昭和28年3月30日の午後7時17分と午後7時30分になります。

 西洋占星術なら、微妙にホロスコープが変わるかも知れないけど、これだと四柱推命では全く同じ命式になります。

 どっちの人も、

  丙 庚 乙 癸
  戌 辰 卯 巳

 ってなります。   やっぱ、財が強かったか…
 
 この前開催した「四柱推命講座・初級編 第3期」 の受講生のTさんが、いろいろな情報を知っていて、お話をうかがったのですが、この間違われたお二人って全然性格が違うそうです(笑)
 また、明日のブログで改めて書きますけど…
       どんどん先にのびる
 
 生年月日時のデータに、人の未来の全てのシナリオが記されている訳ではないし、占いは人を決めつける為の道具じゃない…

 そうではなくて、占いというのは、その人の可能性を最大限に開花させる為に存在するんじゃないかって、僕は思うんですね。


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