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浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

痛みや悲しみも、心が囚われなければいい

 昨日の夜、夜行便の飛行機に搭乗して、熊本から羽田空港に到着しました。
 深夜に千葉の家にたどり着くと、すぐに熟睡してしまいました。

 朝起きてみると、目の前には、いつもの散らかった部屋と、山のように溜まっている仕事が(笑)

 ありがたい事です。
 という事で早速、去年からの持ち越しの原稿と 「四柱推命講座・初級編」 の準備に取り掛かっています。

 僕が、人生の本当の喜びとでもいうものを知る事が出来たのは、恥ずかしながらつい最近の話で、2年前にパリの地に行った後の事です。

 パリが僕の人生を変えてくれたというか…
 そう考えると、パリは今の僕の鑑定のパワーの源でもあります。

 一体どう変わったかというと、まあ、余計な事を考えなくなりましたね(笑)

 そのお陰で、前よりもうんと、お客様の人生の話を聞いた時、その喜びや痛みや悲しみなんかを、自分の事のように感じられるようになりました。

 そんな風になったら身が持たないんじゃないかと思われそうですけど、実はそうでもありません。
 痛みや苦しみを感じると言っても、それに心が囚われてしまって、ずっと苦しいままでいるという事ではありませんから…

 そうですね… これはむしろ、名作の映画を観た時に、心を打たれて涙してしまうような感覚に似ています。

 だから、少し誤解されそうな表現ですけど、その痛みや悲しみが心地よい感じだったりする…

 こんな風に書くと、人によっては、人の痛みや悲しみを利用して、悦に入っているだけの偽善者だと思われるかも知れません。
 中には、本当に優しさがあるのなら、その痛みや悲しみを相手の為に何とかしようって考えるはずだ… と思う人もいるでしょう。

 今、世界の中には、災害や貧困であえいで苦しんでいる人が山ほどいるのだから、人の痛みがちゃんとわかるのなら、綺麗事を言う前に、もっと真面目に相手の為に苦しんで、自分の持っているお金をその人達の為に寄付するべきだ… と考える人もいるでしょう。

 確かにこれは正論です。
 でも、こんな風にしか考えられないのであれば、それは独りよがりというものです。

 人間の因果なんて、表面的なものだけで断ち切れるほど甘くはないですし、だいたいお金持ちだからと言って、必ずしも幸せとも限りませんし…

 こんな風に杓子定規に考えてしまう人って、心の深い部分で、過去の痛みや悲しみにずっと囚われてしまっていたりします。
 だからいつでも心が怒りに満ちていて、かかわった人を次々に傷つけて不幸にしてしまいます。

 もしも人生の中で、痛みや悲しみを感じた時には、それに心を囚われないようにして、さらっと流すのがいいです。

 まあ、誰かの人生の中で起こった話や、名画の中の一シーンの出来事ならば、心を囚われないようにする事はたやすいかも知れませんが、実際に自分の人生の中の痛みや悲しみともなると、そう簡単に行かないかも知れません。

 とはいえ、これから先も未来永劫、人の痛みや悲しみを起こさせる人生の出来事や、この世の社会問題が無くなってしまう事なんて、絶対にありません。
 人はみな寿命が来たら死ぬんだし、少なくとも、身内や友達が死んだ時の悲しみは、永久に存在し続ける訳ですから…

 でも、それに心が囚われさえしなければ、その痛みや悲しみを、名画を見た時の感動のように、心地よく感じる事もできるはずです。

 だから、痛みや悲しみは絶対的な悪ではないし、それを感じる事を不必要に怖れるべきではないと、僕は思うんです。

 この世に存在する物や起こっている出来事って、一見矛盾に満ちているようでも、その全てに意味があるような気がする…

 痛みや悲しみも、心が囚われなければいい。
 そうすれば、それは人生の深い学びや感動にできるはずだから…

 やがてそれは、深い本物の幸せにたどり着く為の道しるべとなるはずです。

 P.S.
 さっき、Googleのトップページを見たら、ロゴがウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュク仕様に変わっていました。
 今日はヴィオレ・ル・デュクの生誕200年記念日だったのですね。

 ヴィオレ・ル・デュクは、パリの建築家で、ラ・マドレーヌ教会やノートルダム大聖堂などの修復を手掛けた人です。現在、パリの美しい中世の建築物がきちんと保たれているのも、ヴィオレ・ル・デュクの功績である所が大きいです。
 それにしても、ノートルダム大聖堂の十二使徒の彫像は、後からヴィオレ・ル・デュクによって作られたものだったなんて、初めて知りました。

 この大幅な現状変更は今でも賛否両論で、かなり批判を浴びているそうです。
 ノートルダム大聖堂と浅野太志
 右の写真は、ヴィオレ・ル・デュクが修復したノートルダム大聖堂をバックに、エテイヤのタロット本を持って、その現状変更をひそかにたくらんでいる浅野太志です(笑)
  冗談です…

 でも、本当に歴史あるものが、多少形を変えたとしても、良い形で未来に残されていく事って、いい事だと思う…

 今、2年前の夢をリアルに思い出せた気がします。


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