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浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

しなやかに、したたかに…

 お盆もあっという間に終わってしまいました。
 昨日今日と、少しだけ時間に余裕ができたので、ずっとネットサーフィンをしていました。

 いつも忙しくて、ランキングからリンクに入れる知人のブログ以外、なかなか訪問できるにいたのですが、あちこち巡ってみました。

 みんな、楽しんだり頑張ったりしている、それぞれの素敵な日常があるんだな… って、ふと感慨にふけりました。


 昨日の終戦記念日、安倍晋三首相の行動は、多くの人達から注目されていたと思うんですけど、やっぱりさすがだなって思いました。

 安倍さんは、絶妙な舵取りができる人だと思う…

 言うまでもなく安倍さんは、靖国神社に参拝したかったと思うんです。
 だいたい、そういう事に関して、他の国がゴチャゴチャと口を出す事自体、おかしな話だと思いますし…

 別に僕は、右翼とか皇国史観を持っているような人間って訳ではないですけど…

 でも中には、「何で隣国とトラブルを起こしてまで、そこまで靖国に こだわるの?」 って思われる方もいらっしゃるでしょう。
 あんまり歴史に興味がない人にとっては、むしろそう考えるのが普通だと思います。

 でも、歴史好きな人間はわかるんですけど、靖国神社というのは、日本をここまでの国にしてくれた人達のお墓みたいなものなんです。
 今でも、世界でトップクラスのこの国は、その人達のお陰で存在していると言ってもいいでしょう。

 祭られている人の中には、屈辱的な汚名を着せられて犯罪人にされちゃった人もいますけど…
 敗戦国はいつでも、戦勝国の勝手な史観を押しつけれるのが世の常ですから、仕方ない事と言えば仕方ない事です。

 でも、あの時代の日米交渉からハルノートまでの経緯や、いわゆるA級戦犯と言われている人達の経歴を、客観的に読めば、おぼろげに真実が見えてきます。

 日本だって、あの時代の世界中の国々の利己主義と戦争の火種の中にいやおうなしに巻き込まれた被害者に過ぎない…

 だいたい好きこのんで、戦争を始めたい人なんて、この世にいません。
 軍事産業で潤っている業者は別としても…

 A級戦犯にされたあの人達が、まるでファシズムの極悪人で、戦争をおっぱじめた張本人のように言われていますけど、本当にそうだったなら、合祀の対象から外れているはずです。
 あの合祀名簿ができたのは、昭和40年代半ばですから…

 実際の所は、ただ濡れ衣を着せられただけだから、それじゃあ あまりにも不憫で、宮司さんもそれができなかったのだと思います。

 隣国やアメリカから、「靖国には参拝するな」 って言われるのは、例えるなら、先祖のお墓参りをしようとしたら、「お前の先祖は悪党だから、墓参りなんかするな」 って、他人に口出しされているようなものです。

 そんな訳で国内では、安倍さんには今年こそは靖国に参拝してほしい、という声も高まっていました。

 とはいえ僕は、安倍さんは頭の良い人だから、おそらく今回は参拝は見送るだろうな… って、実は思っていたんですね。

 この決断は、アメリカや隣国に媚びてとか、国内の反対勢力を敵に回すからという目先の事だけで決めた訳ではないはずです。

 きっと、もっと先の日本の事を見据えていると思うんですよ。
 いや、もっと言えば、もっと先の世界を見据えている…

 何でもそうですけど、被害者意識を持っている相手を敵に回すとやっかいです。

 安倍さんが今回靖国に参拝しなかったのは、とりあえず引く事で機先を制した、しなやかで良い意味でしたたかな戦略だと思う…

 本来、目指す所は、世界が仲良く共存してやっていく事ですから…

 仲良くする為には、相手の国も、被害者意識を無くしてくれない限りは、どうしょうもないのですが…

 とはいえ、あれは、国民の不満をそらす為に政府に故意に作っている被害者意識だったりするから、一筋ならでは行かないんですけど…    案外その事は、国民だってわかっている…

 例えば、戦時中のアメリカは、広島・長崎の原爆投下や東京大空襲など、当時の日本の一般人に対して、むごい仕打ちをしています。

 でも、日本政府がアメリカ政府に、戦争中の行為を謝罪しろとか、損害賠償を払えとか言ったりした事は一度もありません。

 例えば、アメリカの大統領が、原爆投下の指示を出したルーズベルト大統領の墓所にお墓参りをしたとしても、抗議をするという事もありません(笑)

 まあ、敗戦国だから、それはできなかったって事も、あるでしょうけど…

 だからこそ、今こうやって、日本はアメリカと仲良くやれているんだと思う。

 もし、日本が過去の事をいつまでもグチグチ持ち出したら、アメリカという味方を得る事はできなかったし、今頃 国際社会から孤立しています。

 被害者意識を捨てて、お互いが未来に目を向けなければ、いつまで経っても世界の国は、仲良くなれない…

 これは、どちらかが一歩的に謝っていてもダメです。

 弱い立場のいじめられっ子が謝れば謝るほど、いじめっ子というのは、つけ上がってくるものです。

 かと言って、ケンカ腰で向かっていくのがいいのかと言ったら、そういうものでもありません。

 安倍さんは、靖国参拝はしたかったんでしょうけど、あえて切り札は取っておいたんですね。

 安倍さんが毅然としている所は、靖国神社には参拝しなかったけど、その代わり8月15日の戦没者追悼式では、日本新党の細川首相以来、歴代首相の通例になっていた 「日本はアジアの国々に多大なる損害と苦痛を与え…」 っていう、あのお詫びのスピーチをやりませんでした。

 今回 自分の手で、バシッと悪循環を断ち切ったんですね。

 安倍さんは、よくマスコミから右翼の危険人物のように言われるけど、僕は決してそうではないと思う。

 隣国の国民の、ほんのひとにぎりの心ない人達は、「広島や長崎に原爆が落とされて、日本人がたくさん死んだのは、当然の報いだ」 って言っています。
 これは、イスラエルの元高官だけの話ではなくて…

 とはいえ残念な事に、我々日本人の中にも、「ああいう隣国には、核を落としてやればいいんだ」 などと言うセリフを、平気で口にする人もいます。

 僕は、ある人からその言葉を聞いた時、「これってまるで同じレベルじゃないか…」 って思ってしまいました。

 その人には、それなりにその時お世話になっていたので、あえて何も言いませんでしたが…

 安倍さんは、自分のフェイスブックの中で、隣国に対しての憎悪表現のコメントが多く寄せられている事について、こう訴えていました。

 「他国を誹謗(ひぼう)中傷する事で、我々が優れているという認識を持つのは間違っている。 日本の国旗が焼かれても、その国の国旗を焼くべきではない。それが私たちの誇りだ」

 まさに、これだと思うんですよ。
 これがリーダーというものの素質だと思いました。

 安倍さんのしなやかさは、こういう視点で物を見る事ができるから、生まれてくるんだと思いました。

 これからの日本は、ただ謝っているばかりの弱虫じゃなく、でもそれでいて他の国の事を思いやる事もできる、世界のリーダーになっていかなければならないと思う…

 リーダーの器を兼ね備えた宰相である、安倍晋三首相のこれからのかじ取りに期待したい所です。


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