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浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

ドラえもんと永遠の命

東京タワー 昨日は久しぶりに、東京タワーに登ってきました。

 東京タワーで、「生誕80周年記念 藤子・F・不二雄展」 が開催されるという話を聞いて、友人の漫画家さんと、子供心に戻って楽しんできました。

 藤子・F・不二雄さんと言えば、ドラえもんとか、パーマンとか、キテレツ大百科とかで有名な漫画の寵児です。

 日本人で、ドラえもんを知らない人って、まずいないでしょう。

 藤子・F・不二雄さんの本名は、藤本弘さんっていうんですけど、最初、安孫子素雄(あびこ もとお)さん(藤子不二雄Ⓐさん/「笑うせぇるすまん」 が有名)とコンビを組んで、2人で名前をつなぎ合わせて、「藤子不二雄」 って名乗っていました。

 二人してあこがれの手塚治虫さんの 「トキワ荘」 に入って、本格的に漫画家の道を歩み始めたのです。

 その後、お互いに独立して、藤本さんは藤子・F・不二雄と名乗ったのですが、今年がちょうど藤本さんの生誕80年にあたり、それにちなんで、東京タワー内には、80体の実物大ドラえもんがあちこちに散らばっていました。

     ドラえもんと…

 僕、実はドラえもんが大好きなんです。

 ちなみに、てんとう虫コミックスは、全部で38巻まで連続で集めていました。
 しかも、どの話が何巻に収録されていたかとか、不思議とだいたい覚えています。      どんだけぇ~ (古い)
 
 うわ~、ドラえもんだらけ…

ドラえもんだらけ

 80体全部のドラえもんを、デジカメに収めてやろうと思いましたが… あきらめました(笑)

 今回の催し物のアトラクションに、「SF(すこしふしぎ)シアター」 というのがあるんですけど、これがまたすごかったです。

 3Dの空間の中で、ドラえもんとのび太くんと一緒にタイムマシンに乗って冒険に出るのですが、タイムマシンが動くのと同時に強い風がふいて、本当に宙に舞っているような気持ちになりました。    こんな隠しダネがあったとは…

 藤本弘さん(藤子・F・不二雄さん)というのは、漫画家という夢にまっしぐらの人でした。
 漫画を描く事にこだわりを持ち続けて、一生をそれにかけたという人です。

 安孫子素雄さん(藤子不二雄Ⓐさん)は、無理やり藤本さんから誘われて上京したのですが、藤本さんの事をこうコメントしています。

 「彼は大変な天才だったと思うんです。僕なんか、彼がいなかったら漫画家になれなかったようなものでね。すごくピュアな気持ちの男だったんです」

 会場には、藤本弘さんが安孫子さん達と作った同人誌 「少太陽」 があったり、ドラえもんなどの原画がたくさん並べられていて、もう圧巻でした。

 藤本弘さんの子供の頃の回想の言葉で、「僕はのび太でした」 っていうのがあるんです。

 藤本さんは、特に運動が苦手だったらしいのですが、漫画を描く事は何よりも大好きで、16歳には雑誌に投稿を始めているんです。

 のび太というのは、「ドラえもん」 に出てくる主人公の少年なのですが、勉強も運動も何をやってもダメで、しかも 「頑張ろう」 っていう覇気もないキャラクターです。
   いつも、昼寝しているし(笑)

 でも、すごく純粋で、何でか知らないけど、あやとりと射撃だけはうまかった…

 あのキャラは、藤本さん自身を投影させて、でき上がったキャラクターだったのですね。

 藤本弘さんは62歳という若さでこの世を去ったのですが、壮絶な最期を飾った人でした。

 「大長編ドラえもん」 を執筆している途中、机に向かって鉛筆を握ったまま意識を失って、そのままお亡くなりになったんです。

 意識不明の所を発見されて、病院に搬送されたものの、そのまま二度と意識が戻る事はなかった…

 本人も相当に自分の体の具合が悪いのを知りながら、魂の最後の一滴まで作品にかけていたのでしょう。
 自分の万一の場合に備えて、アシスタントに、今描いている作品がどういう筋書きでどういうエンディングになるかを細かく伝えていたと言います。

 藤本弘さんの残された名言の中に、「現実と空想の間に橋をかけるのが、ドラえもんの役割なのです」 という言葉があるんです。
 きっと、のび太くんに夢を与え続けるドラえもんを描き続けるのを、自らの使命だと感じていらっしゃったのだと思います。
 そしてそれは、漫画家としての喜びでもあったのではないかと思う…

 「無理しなければ、長生きできたのに…」 とかいろいろな意見はあると思うけど、僕は、藤本さんは幸せな生涯を全うされたと思う…

 自分が本当に情熱をかけられる事に、命を燃やしきった…
 きっと、本望だったんじゃないかなって思うんです。

 だって、これから先も、藤本さんが作ったドラえもんやのび太くんや、たくさんの作品の子供達は、ずっと永遠の命で生きながらえて、未来の子供たちに夢を与え続けるんだから…
   もちろん、人にこの生き方をすすめる気は毛頭ありませんが…

 僕は、この 「藤子・F・不二雄展」 を見て、背筋が震えるような感動を覚えました。

 P.S.
 「生誕80周年記念 藤子・F・不二雄展」 を見た後、東京タワーにも登ってみました。
 タワーの展望台に登ったのは、パリのエッフェル塔に登って以来、久しぶりです。
  (2012/3/21ブログ 「パリの休日」 参照)

   東京タワーからの夜景

 摩天楼が映し出された夜景が、とっても綺麗でした。
   ちなみに、ちゃんとガラス張りになっていれば、高い所も全然怖くないのだ(笑)

 素敵な夜景と、藤子・F・不二雄ワールドでの感動で、とても気力が充実してきました!


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