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浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

あの日から始まった…

 僕が占い師として、初めて直接鑑定をしたのは、ちょうど今から7年前です。

 四柱推命やタロットに興味を持ったのは、14歳の時からなんですけど、鑑定料を頂いて鑑定をした事はありませんでした。

 あくまでも、占いを趣味の範ちゅうで楽しんでいただけです。
 確かにマニアックな占術知識は持ってましたけど…

 占い師としての職業を成立させる為にも、ちゃんと鑑定料を頂いて、お客様の顔を見ながら鑑定をしたかったのです。

 その為にも手っ取り早く、路上で鑑定しようと思いました。

 占いのひと通りの道具をそろえて、あと小さい机とイスを買って、せっかくだから、人がものすごく多い池袋駅の東口の人だかりの中に机を出そうと決めました(笑)

 それを占い師としての大成する為の突破口にしようと思ったのです。

 とはいえ、決めたのはいいけれど、内心はおだやかじゃないです。
 ちゃんとお客様を鑑定できるか不安で不安で仕方がなかったですし、あんな所に机出して、警察に捕まっちゃうんじゃないかとか、怖いお兄さんが因縁をつけて来るんじゃないかとか…

 そんな不安に囚われた臆病な自分が出てくるんです。

 そこで、背水の陣をはって、もう自分が逃げられないようにしておこうと、ヨドバシカメラでホームページ作成ソフトを買ってきて、形ばかりでしたが、取りあえず占い師としてのホームページを作りました。
 今の僕のホームページは、7年前のその時から始まりました。

 そして、そのホームページのトップに、

 「5月20日13:00~20:00、池袋東口を出たパルコの前の通りで、浅野太志路上鑑定開始!!(雨天中止)

と、でっかく表示させておきました。

 そして、そのホームページアドレスを印刷した名刺を、友達とか知り合いに配りまくりました。
 これでもう逃げられません(笑)

 でも、その日が近づくにつれて、だんだん不安になってきました。

 当日、雨になる事を願っている自分がいましたね。
 「雨天中止」 だから…

 正直な所を言うと、あの時は 「池袋の路上で机を出して頑張った…」 という既成事実が欲しかったのです。
 まあ、雨が降ったなら、「机を出すつもりだったけど、雨でダメでした」 って最低限の言い訳はできますから…

 当日の20日当日の天気予報は、降水確率50%…
 その当日、親友の鈴木君がワゴン車を出してくれて、机とイスを運んでくれました。

 池袋の路上の人だかりの中で、人の目を気にしながら、机とイスを出して、僕はどっかりとイスに座りました。

 いや~ 居心地悪かったです。
 しばらく座っていると、僕の応援をしに、別の友人がペットボトルのお茶を持ってきてくれました。
 相変わらず、お客様は来ません。

 いや、お客様はむしろ来なくていいと思っていました(笑)

 それよりも、雨でも降りだして、この居心地の悪い場所から撤収する言い訳ができる事を願っていました。
 ホームページの公約だと、20:00までは一応その場所にいなければいけませんから…

 しばらくした時、さっきまでその辺りで携帯電話でずっと誰かと話していた男性が、暇つぶしに僕の10分1,000円の手相鑑定を受けて下さる事になったのです。

 もう、心臓が飛び出すくらいに緊張しました。初対面の人の鑑定なんて、生まれて初めての体験でしたから…

 そのお客様は27才で、最初は半信半疑という感じでした。
 でも、ちょうど生命線の27才の所に、ものすごく分かりやすい開運線が出ていたので、
 「今年何か大きく自己実現されたんじゃないですか?」
と聞いてみたのです。

 そしたら、今年コンピューターの関係の会社を立ち上げて独立したって、おっしゃっていました。
 あと、目が悪いという印も出ていたのでそれも伝えると、こちらも大当たりでした。

 その男性のお客様、かなり驚いていましたね。
 でも、本当は僕の方が驚いていたのです(笑)

 四柱推命やタロットはまだしも、手相に関してはまるで自信がなかったものですから…
 真剣な気持ちが天に通じたのかも知れません。

 そのお客様が帰ると、突然大粒の雨が降り出して、僕は鈴木君と急いで机とイスを撤収しました。

 手伝ってくれた鈴木君にラーメンをおごって、一緒に食べながら、ふと思いました。
 この手ごたえなら占い師としての道で、やっていけるかも知れない…

 この後3ヵ月ぐらいずっと週1回のペースで、池袋の路上に机を出して鑑定をし続けました。

 もしもあの時、一人もお客様を鑑定する事なく、雨が降り出していたなら、きっと僕は池袋の路上で机を出したという事だけに満足して、二度と路上に出る事もなかったと思う…

 そう考えると、あの男性のお客様は、僕に自信をつけさせる為に神様が連れて来てくれたのかも知れません。

 思えば僕の鑑定師人生は、勇気を奮い起して、震えながら鑑定したあの日から始まりました。

 震えていたって大丈夫…

 何が何でもやると決めて、前に進んだ時、貴方が夢見た運命の扉はきっと開かれるはずです。


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