FC2ブログ

浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

地球には全部必要なものは揃っている

 お正月3日目、いよいよ三が日も終わりですね。

  謹賀新年

 これ、僕の住んでいる八柱駅前のネオンライトです。
     謹賀新年も、もう終わりですね(笑)

 夜の街を、美しく照らし出してくれています。

 それにしても、電気って本当に大切です。
 僕は少し前まで横浜に住んでいた時、東日本大震災による原子力発電所の事故の影響で、計画停電というものにまともに遭遇しました。
 ひどい時なんて、一日に2回です。

 計画停電というのは、電力不足を補う為に、地域で分担して順番に数時間電気を止められる停電です。

 まだ昼間の停電ならいいんですけど、夜に計画停電されると、外も部屋の中も真っ暗です。  世の中も真っ暗…

 あの時は持っていたペンライト(手相を見るのに使う)が本当に役に立ちましたね(笑)

 電気というものの大切さを、「これでもか」 というくらい思い知らされました。
 今現代の社会生活において、電気が無い生活なんて考えられないです。

 その中でも原子力発電は、発電所の建設には莫大な費用がかかるものの、確実に電力を供給できるという事に関しては、効率が良い事は確かでしょう。

 従来の火力発電だと石油も大量に消費する上に CO₂の発生もすごいので、環境問題に深刻な影響を与えてしまう。

 最初は、フランスが CO₂削減の為に原子力発電に積極的に取り組み始めたんです。
 それを日本も模倣した訳ですけど…

 フランスという国は地震がない国ですから、こういう事故は絶対に起こりえませんが、今回の東日本大震災はさすがに想定外だったと思います。

 ただ、事故が起きて放射能が漏れたと言っても、その放射能でお亡くなりになった人は、誰もいません。

 確かに放射能の測定値は通常よりも上回っていたかもしれませんが、地球上には別に原発が無くとも、あれ以上の放射能の数値になっている場所はあります。
 誤解されがちですが、そもそも放射能というものは、自然の中に存在するものですから…

 それよりももっと怖いのは、二次被害です。
 あの時、周囲の地域に避難勧告が出る事によって、寝たきりの老人や病院の患者がそのまま放置されてしまった結果、原発周辺の双葉郡の死者は342人もいるんです。

 もちろん、原子力発電が絶対安全だなんて、思っている訳ではありません。
 もしそうだったら、東京都のど真ん中に発電所を立てるべきです。
 多くの電気を使うのは、ほとんど東京なんですから…

 まあ、実現は100%ありえないでしょうね(笑)

 そうはいっても現実的な話、原発がなければ、電気の供給源が無くなって日本の経済が立ち行かないから、危なっかしくても、今後も原子力発電に頼らざるを得ない… みんな、そんな風によく言います。

 あと、廃炉にするにも多額のお金がかかるから、やっぱり、原子力発電死は稼働させ続けるしかないとか…

 でも、本当にそうなのでしょうか…

 僕も今まで、その部分に関してはあんまり真剣に考えた事がありませんでした。

 実は今日、1本のDVDを観ていたんです。

 「ミツバチの羽音と地球の回転」 というドキメンタリー映画です。

 この前、書道教室に誘ってくれたMさんが勧めてくれた映画なんですけど…
 とても考えさせられる映画でした。
 
 人が地球というものと共存して生きていく上で何が大切なのか… たくさんのメッセージが、伝わってきました。

 この映画の中には、北欧の国・スウェーデンのエネルギーに対する取り組み方のレポートがあります。
 スウェーデンでは、自国の電力を全て、ほとんど自然エネルギーの中から、自給自足でまかなっているんですね。

 風力発電、水力発電だけでなく、バイオを使ったものや波力発電… ありとあらゆるものを電気に利用する事ができるんです。

 スウェーデンは日本と違い、電力会社がいくつもあって、その中で消費者が好きな電力会社の電気を供給する事ができます。
 あの国って、充電式の車なんかが走っているんです。
 しかも、その電気も、風車で発電した風力発電による電気だったりする。

 こういうのって夢じゃないんだ… って思いました。

 この映画のメインテーマは、瀬戸内海にある、今まで島民が自給自足で生活してきたという祝島の原子力発電所の建設問題です。

 原子力発電所は、便利なものには違いないけれど、環境破壊によって島の人達の暮らしを全て奪ってしまうんですね。
 今まで自給自足で平和にやってきた島に激震が走る…

 僕は原子力発電に対しては、別に推進派でも反対派でもありません。

 ただ、島の人々の暮らしという奪われてはいけない大切なものが、「利権」 というものが絡んだ一部の企業によって踏みにじられてしまうのは、見るに堪えないと思いました。

 自然エネルギーの開拓は、きっといくらでもできるはずです。
 これは、国がもっと積極的に取り組むんでいかなければならない問題だと思います。

 今から25年ほど前、日本の国土は山脈の影響で風のふき方が複雑なので、オランダやデンマークのように風力発電には適さないというのが常識でした。
 だから当時、風力発電は国内で行なわれていませんでした。

 そんな風潮の中、デンマークから風車を輸入して、日本中の海岸沿いにふく風の測量をしながら、見事に風力発電を成功させた小島剛(こじま たける)さんという人がいます。
 日本の風力発電の礎(いしずえ)を築いたパイオニアです。

 その小島さんがおっしゃるには、当時の日本の官僚の頭の固さに、本当日々悩まされたそうです。
 まず最初に、「できる訳がない」 から必ず始まって、なかなか認可を下ろしてくれなかったそうです。

 もしも、この先の未来、日本が自然エネルギーを導入する事によって、電力の自給自足が可能になったならば、この国は素晴らしい国になります。
 もちろん、その為の課題は山ほどあります。

 それが可能になりさえすれば、「原発推進」 も 「原発反対」 も関係ない… お互いに口論をしあう事も無くなります。
 他に代替エネルギーさえあれば、えらく建設費用がかかる原発なんて、もう必要なくなるはずですから…

 「そんな事を言ってる君は、サルですか?」
 って、誰かから言われそうですけど、最初からやろうとしないであきらめてどうするんですか… って思います。

 それに、冷静に考えてみれば、今、日本中のほとんどの原発が稼働していないのにもかかわらず、電気の供給はちゃんとできているんですね。
 
 地球には、人間にとって必要なものは全部揃っている…
 これから先の未来、「自然というものと、どれだけうまく共存していくか」 というのは、人類の課題になってくると思う。

 それに少しでも貢献できるならば、まさに僕の本望です。


クリックして頂けると、とっても嬉しいです(^^)
関連記事