浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

「パリの休日」

 パリ最後の日は、日差しがとても暖かくて、最高のお出かけ日和となりました。
 昨日が日本では、お彼岸だったんですね。
 パリもすっかりと、春になりました。

 仕事がひと段落したので、今日は一日、思いっきり悔いのないように、パリの街を楽しむ事に決めました。

 パリの見どころは、山のようにありますから、全部回るのはとても無理、その中からピックアップしなくてはいけません。

 ちなみに、パリの穴場を知り尽くす、ステファンさんのおすすめは「カタコンブ」(Les Catacombes)です。
 カタコンブは、約600万体の人骨が、むき出しに積み上げられた地下共同墓地…。

 あの、ちょっと…、そんな所怖くて行けません。
 僕、チキンですから…

 それでも気になる人は、ユーチューブとかで「Catacombes」をどうぞ勝手に検索してください(笑)
 ただし、夢で出てきても僕は知りませんから…

 それから「ベルサイユ宮殿」、これも今回却下です。

 本当は行きたかったのですけど、パリ郊外なので、持っている「乗り物無料パス」が使えないし、方向オンチの僕が一人で行くと、なんだかパリに戻って来れない気がして…。


 で…、もう時間もないので、行き当たりばったりで行ってみる事にします。

 それでは、僕と一緒に、「パリの休日」をお楽しみください。

 今はまだ早朝です。
 まずは、パリの北部にある小高い丘のモンマルトルに、行ってみる事にしました。
 モンマルトルは、情緒豊かな街で、たくさんの芸術家が集まって生活していた場所でもあります。

 ただしここは、あまり治安のよい場所ではないらしいのです。

 スリが横行していたり、悪徳商法なミサンガ売りがたむろしているという情報を、あらかじめ聞いていたので、それなら朝早くさっと回ってしまおうという訳です。

 目的は、頂上にあるサクレ・クール寺院、坂道や階段をどんどん上へと登っていきます。
 うむ、この坂道の起伏、それなりにハードです。僕はこの程度なら大丈夫ですが、足腰を鍛えていない人は、公園左手のケーブルカーを使った方がいいですね。

テアトル広場 途中たどり着いた、テアトル広場。

 たくさんの絵描きさんがいます。

 似顔絵を描いてくれる画家さんもいますよ。

 暖かい日差しが気持ちいいです。

 さらに上へと登っていくと…

   サクレ・クール寺院

 ついに、たどり着きました。これが、サクレ・クール寺院。
 とってもオシャレなお寺です。

モンマルトルの丘から モンマルトルの丘から下を見下ろすと、パリが一望できます。

 まさに、最高の眺め…

  … … …
 

 とんでもなく、重要な事を忘れていました。

 あの、あまり大きな声では言えませんが、僕、「高所恐怖症」なのです…。
 すいません…。あまり、端まで近づけません(笑)

 高所恐怖症なのに、よく、飛行機に乗ったり、アパルトマンの7Fに住んでいる、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ガラス窓がきちんと閉まっていれば、大丈夫なのです。

 でも、こういう高い所… 駄目です…。すいません、やっぱりチキンです。

 という事で、ここはさっさと退散する事にしました(笑)


 気を取り直して、次は僕の最も行きたいと思っていた場所へ…。

 そうです。オルセー美術館です。

   オルセー美術館

オルセーの人混み
 すごい人混み。
 これ全部、入場券を買う為に並んでいる人です。

 それでも入る価値は十分にある、世界屈指の美術館です。

 入場券を買う時に、受付の人に、何かをフランス語で尋ねられました。

 おそらく、「どのコースの入場券にしますか」っていう内容だと想像できるのですが、どう答えていいかわからないし、例えコースの事をフランス語で説明されても、やっぱり解らないだろうと思い…

 Renoir…Monet…Pissarro…
 (ルノワール…モネ…ピサロ…)

 と、答えたら…

 Ok! 9.5 Euro
 (了解、9.5ユーロです)
 
 と、返事がかえってきました。
 何とかなるもんですね。

 オルセー美術館は、写真撮影が禁止なので、映像でお見せできないのが残念ですが、もう圧巻という感じです。

 ルノワールやモネ、ドガ、ピサロ、カイユボット…といった印象派の画家、ゴッホやセザンヌなどのポスト印象派、それにミレーやアングル… の超有名な絵画や芸術作品の目白押しです。

 おどろく事に、そのめちゃくちゃ有名な絵の前にも、あまり人だかりが出来ていません。

 カイユボットの「床削りの人々」なんて、全然目立たないような場所に飾ってあるし、中でも一番驚いたのは、ルノワールの傑作中の傑作「ピアノを弾く少女たち」の前に、誰一人として人がいなかった事です。

 もう、名画を独り占めした気分で、じっくりと見ていました。

 絵の表面を指で触れようと思えば、触れられましたね。
 思わずそんな衝動にかられましたが、もちろんそんな事はしませんでした。

 あまり、絵に関心がない人にとっては、わかりづらい感覚かも知れません。

 この感覚は例えるなら、過去の人生で好きになった異性が全員、その思い出の時の姿のまま、一堂に介して集まっている…という感じですね。

 「オルセー美術館は、全部を回るのに一日あっても足りない」と聞いていたのですが、そんな事はありませんでした。

 多分一枚一枚の絵をじっくりと鑑賞して、横の説明文を読んでいたら、そうなるのでしょうが、僕はフランス語がまだ読めませんから(笑)
 日本語の解説パンフレットが9ユーロで売っていましたが、あえてそれは見ないで感覚で回ってみようと思いました。

 たくさんの名画との対面…
 でも、美術館を楽しむ本当の真骨頂は、そんなものではなく、どちらかというと、名も知られていないような画家や作品の中に埋もれた、心を揺さぶられるような一品に出会う事だったりします。

 オルセー美術館は、そういった意味で、本当に宝の山でした。
 また、この話は次の機会にブログに書こうと思います。

 オルセー美術館の中で4時間ぐらい過ごしたと思います。
 心が満たされてうっとりしています。

 パリをそのまま散策、セーヌ川沿いに出ました。

   セーヌ川

 パリに来て良かった…。
 夢の中にいる気分…

 もう、時計も夕方の4時を回っています。
 最後のパリの思い出を作るとしたら…

エッフェル塔
 エッフェル塔

 やっぱり、これでしょう。

 高所恐怖症の君…、大丈夫なのか?

 だから、ちゃんとガラスが貼ってあれば大丈夫ですって、東京タワーだって平気だったし…

 もちろん、頂上まで登りますよ。
 当たり前じゃないですか。


エッフェル塔の上 あの…
 吹きさらしなんて、聞いてないんですけど…

 …って、皆さん、よくそんな端っこ歩けますね。


 あ、足がすくむ…(ブルブル)

 でも、勇気を出して… 写真撮らなくちゃ

パリ全景

 パリの街が眼下に…

 綺麗 …でもやっぱ怖い(笑)


 明日には、ここを離れるのか…
 さよなら、大好きなパリ

 とても心が満たされていて、それでいてちょっぴり切ない…。
 そんな僕の「パリの休日」は終わりました。

 
 


 
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