さっき行ってきたばかりの、石井竜也さんのコンサートの余韻が、まだ冷めません。
今日は、横浜の悠庵での四柱推命講座が終わると、千葉県松戸にある自宅の最寄り駅 「八柱」 へ急いで引き返しました。
米米クラブのボーカリストでもあるカールスモーキー石井さんこと、石井竜也さんの15周年ソロコンサート「MOONLIGHT DANCE PARTY」が、八柱駅近くにある、「森のホール21」 で開かれるからです。

全国の石井竜也さんファンが、この八柱駅に集まっているらしい…
思えば、石井竜也さんを生で見るのは今日が初めてです。
ミュージシャンを目指している頃から憧れの人ではあったのですが、あの頃はいつもお金がなくて(笑)
僕が東京に上京して、初めて買った本が、石井竜也(カールスモーキー石井)さんの 「アートの祭り」 でした。
(5/5ブログ 「僕の心の中の一冊」 参照)
この本の中の文章を、たびたびブログに引用する事もありましたが、このブログのスタイルは石井竜也さんの影響なしでは考えられないです。
実の所、あの本(「アートの祭り」)を買った時には、まだ僕は純粋に石井竜也(カールスモーキー石井)さんのファンではなかったんです。
当時は、20歳そこそこで、
「オレもいつか、あんな風になりたい…」
そんな野望を抱いて、自分の自己実現の材料にしようと買った本だったのです。
つまらない事に悩み続けて、壁にぶつかっていたあの頃…
本当にちっぽけでした。
コンサートの幕が開き、初めて肉眼で見る石井竜也さん…
最初の印象は、「でっかいな…」 って事でした。
体型とかじゃなくて、その存在そのものが…
20歳のあの頃に比べれば、僕も少しは成長しました。
少しは、でっかくなれたかな… とも思う。
でも、石井竜也さんのあのデカさを見てしまったら、まだまだ自分がゴマ粒のように思えました。
石井竜也さんが僕の心に与えてくれた影響は、いつの間にか計り知れないほどのものになっていたようです。
自分の事をこれでもかというくらいさらけ出すあの優しさは、今日のコンサートでも健在でした。
何でも石井さんは松戸市の馬橋に住んでいたみたいで、そんなエピソードの数々やら、サングラスを外してステージに立つと今でも心臓がバクバクするとか、渋谷のプラネタリウムに女の子を連れ込んで、計画的によからぬ事をした話とか… これでもかというくらいに自分の事を赤裸々に話してくれました。
もちろん言うまでもなく、コンサートは最高の芸術作品でした。
石井竜也さんというのは徹底した芸術家ですから、米米クラブの時からコンサートツアーのセットや演出に関しては一切妥協しないで、これでもかというくらい予算をかける…
今回も、本人が 「ムーンライト」 を意識したという得体の知れないすごく凝ったオブジェや、紫を基調とした神秘的なムードの照明は、ステージの上を最高に演出していました。
米米クラブの時からお約束になっている、石井さんが演じる寸劇もすごく良かったし…
昔の米米クラブのコンサートは、レンタルビデオとかでよく見ていた…
昔から変わる事がない石井竜也さんの心に訴えかけるような歌声や、精錬されたライブパフォーマンス…
そして、石井さんしかできないギャグ…
まるで夢を見せてもらった気分です。
石井竜也さんは、今までに数え切れないほどのステージをこなされている人ですが、それでも満員のステージに立つのは、少しくらいはプレッシャーはあるだろうし、やっぱりショービジネスという仕事は、大変なお仕事だと思うんです。
でも、石井さんを見ていると、そんなプレッシャーのようなものを何も感じさせない。
プロだからといえば当たり前ですが、それだけの理由では説明がつかない気がする…
多分、石井さん自身がコンサートを楽しんでいるんじゃないかという気がします。
最高に凝ったステージを作り上げて、そこにやってくるお客様が驚いたり楽しんだりしている様子を、きっとご自分も楽しんでいらっしゃるんじゃないかなって思うんです。
石井竜也さんも、もう52歳ですけど、全くその年齢を感じさせません。
本当は人に言えないような苦労もあったりする… 米米クラブが解散した時、多額の借金を背負って自殺未遂までしているんです。
でも、そんな苦しい過去があった事なんて、微塵も感じさせない。

ステージの上で、はにかみながら面白おかしく失敗談を語る石井竜也さんは、最高に格好いい大人でした。
僕もいつか、石井竜也さんのような、でっかい大人になりたい…
涼しい風に吹かれながら歩く帰り道、そんな思いが何度もリフレインしました。
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