2012.03.12
成功者の条件
パリで暮らし始めて、早いものでもう半月が過ぎます。
今では、日々の暮らしにもだいぶ慣れて、落ち着いてきました。
パリに暮らしている、といっても、決して優雅な暮らしをしている訳ではありません。
日本にいる時と同じ、日々当たり前な生活を送っています。
このパリで、実現しておきたいもう一つの事……
それは実際にエテイヤの「エジプシャン・タロット」で占っているプロの占い師の鑑定を受けてみる、という事です。
今、ステファンさんが、懸命にその占い師を探してくださっているのですが、かなり難航しています。
夜中の2時3時まで一日中ずっと、奥様と一緒にインターネットで、フランス中のエジプシャン・タロットの占い師を探してくれていたりするのですが、それでも見つからない……
18世紀末には、パリ中を賑わしていたエジプシャン・タロットを扱う占い師ですが、現在はすっかり姿が見られなくなってしまったようです。
フランス語の出来ない僕は、この件に関しては、すっかりお任せしっぱなしです。
ステファンさんに、これだけして頂いているのに、僕がパリを観光を楽しんでうつつを抜かしている訳には、やはりいかないです。
自分のやらなければいけない事を、片づけていかなければ……
エテイヤのエジプシャン・タロットに関連の調査以外にも、完成させた自分のタロット本(エジプシャン・タロットの本ではない)の見直しに、この前入手したエテイヤのタロット本の翻訳もしなければなりません。
正直、時間がいくらあっても足りないです。
パリで行ってみたい場所は、山ほどあります。
エッフェル塔、オルセー美術館、ベルサイユ宮殿、モンマルトル……
でも、みんな後回しにするつもりです。
別に興味がない訳ではないんです。
オルセー美術館なんかは、正直言うと、ルーブル美術館以上に興味があります。
僕は印象派の画家の絵が大好きなんです。東京に住んでいた頃は、印象派の画家の展覧会があると、よく上野の美術館に通ったものです。
モネ、ルノワール、ピサロ、ドガ、シスレー、カイユボット(この人は画商としての方が有名)…… それにポスト印象派のゴッホ、ゴーガン、セザンヌ……
特にルノワールは、大好きです。
僕の家には「印象派美術館」という、一万円近くもした分厚い図鑑みたいな本があるんです。こんな本、よっぽど好きな人間じゃなくては、わざわざ買いませんから…。
ただ、オルセー美術館に関して言えば、今回のエテイヤ・タロットの取材とはどうしても結びつかない……
中に入場するまで一時間待ち、膨大な量の展示品を全部見るには、まる一日かけても足りません。
やはり、今ここで時間を使っている訳にはいかない……
ベルサイユ宮殿だって、本当はめちゃくちゃ行きたいんですよ……
「ベルサイユのばら」結構見てましたから(笑)
「愛しても、愛と呼べない…
僕の目はもう君を見ることが出来なくなる……
オスカーーール」
あっ、ちなみに僕は、いつも錠前ばっかり作っている、内気なルイ16世が好きでした。 …… アニオタ
でも、やっぱり今はベルサイユ宮殿を見に行っている訳にはいきません。
行きたいのを我慢している…… というより、他にやるべき事に集中している結果、行く事が出来ない、というのが正しいですね。
僕、「成功者の条件」というのは、こういう事だと思うんです。
人のバイタリティーは多少の個人差はあるかも知れないけど、大切なのは、それを一点集中させられるどうかだと思うんです。
ここで、物事が成功するか、やっぱり中途半端に終わってしまうかが、決まってくるような気がする……
やりたい事がいくつかあって、それを同時進行させて成功させる、というのは余程の人(ある程度成功した人)でなければ、難しいです。
それよりも、まず一つの事を成し遂げて完成させてから、それ以外の事に取り掛かった方がいいです。
その為にはある程度、他にやりたい事を切り捨てるという覚悟も必要です。
彼女がいないと張り合いがないから、いまいち仕事の方も頑張る気がしない、なんて言っている男性がいますけれど、逆に一つの事に打ち込んでいる男性の姿に、女性って惹かれるものなんじゃないかな、と思ったりもします。
僕は女性ではないので、ハッキリとは言い切れませんけど……
もちろんまだ僕は、こんな事を偉そうに語れるような成功者という訳でもなのですが、少なくとも、今の自分がこのままの状態でいいとも、思ってはいないんです。
さて、少しだけ食事休憩をしてと……

ステファンさんの奥様のおすすめで、フランスパンとバーサレ(バターに岩塩が含まれたもの)を食べてみる事にしました。
バーサレをたっぷりとパンにつけるのが、美味しく食べるポイントです。
腹ごしらえをしたら、また原稿の仕事、バリバリと頑張らなくては……
今では、日々の暮らしにもだいぶ慣れて、落ち着いてきました。
パリに暮らしている、といっても、決して優雅な暮らしをしている訳ではありません。
日本にいる時と同じ、日々当たり前な生活を送っています。
このパリで、実現しておきたいもう一つの事……
それは実際にエテイヤの「エジプシャン・タロット」で占っているプロの占い師の鑑定を受けてみる、という事です。
今、ステファンさんが、懸命にその占い師を探してくださっているのですが、かなり難航しています。
夜中の2時3時まで一日中ずっと、奥様と一緒にインターネットで、フランス中のエジプシャン・タロットの占い師を探してくれていたりするのですが、それでも見つからない……
18世紀末には、パリ中を賑わしていたエジプシャン・タロットを扱う占い師ですが、現在はすっかり姿が見られなくなってしまったようです。
フランス語の出来ない僕は、この件に関しては、すっかりお任せしっぱなしです。
ステファンさんに、これだけして頂いているのに、僕がパリを観光を楽しんでうつつを抜かしている訳には、やはりいかないです。
自分のやらなければいけない事を、片づけていかなければ……
エテイヤのエジプシャン・タロットに関連の調査以外にも、完成させた自分のタロット本(エジプシャン・タロットの本ではない)の見直しに、この前入手したエテイヤのタロット本の翻訳もしなければなりません。
正直、時間がいくらあっても足りないです。
パリで行ってみたい場所は、山ほどあります。
エッフェル塔、オルセー美術館、ベルサイユ宮殿、モンマルトル……
でも、みんな後回しにするつもりです。
別に興味がない訳ではないんです。
オルセー美術館なんかは、正直言うと、ルーブル美術館以上に興味があります。
僕は印象派の画家の絵が大好きなんです。東京に住んでいた頃は、印象派の画家の展覧会があると、よく上野の美術館に通ったものです。
モネ、ルノワール、ピサロ、ドガ、シスレー、カイユボット(この人は画商としての方が有名)…… それにポスト印象派のゴッホ、ゴーガン、セザンヌ……
特にルノワールは、大好きです。
僕の家には「印象派美術館」という、一万円近くもした分厚い図鑑みたいな本があるんです。こんな本、よっぽど好きな人間じゃなくては、わざわざ買いませんから…。
ただ、オルセー美術館に関して言えば、今回のエテイヤ・タロットの取材とはどうしても結びつかない……
中に入場するまで一時間待ち、膨大な量の展示品を全部見るには、まる一日かけても足りません。
やはり、今ここで時間を使っている訳にはいかない……
ベルサイユ宮殿だって、本当はめちゃくちゃ行きたいんですよ……
「ベルサイユのばら」結構見てましたから(笑)
「愛しても、愛と呼べない…
僕の目はもう君を見ることが出来なくなる……
オスカーーール」
あっ、ちなみに僕は、いつも錠前ばっかり作っている、内気なルイ16世が好きでした。 …… アニオタ
でも、やっぱり今はベルサイユ宮殿を見に行っている訳にはいきません。
行きたいのを我慢している…… というより、他にやるべき事に集中している結果、行く事が出来ない、というのが正しいですね。
僕、「成功者の条件」というのは、こういう事だと思うんです。
人のバイタリティーは多少の個人差はあるかも知れないけど、大切なのは、それを一点集中させられるどうかだと思うんです。
ここで、物事が成功するか、やっぱり中途半端に終わってしまうかが、決まってくるような気がする……
やりたい事がいくつかあって、それを同時進行させて成功させる、というのは余程の人(ある程度成功した人)でなければ、難しいです。
それよりも、まず一つの事を成し遂げて完成させてから、それ以外の事に取り掛かった方がいいです。
その為にはある程度、他にやりたい事を切り捨てるという覚悟も必要です。
彼女がいないと張り合いがないから、いまいち仕事の方も頑張る気がしない、なんて言っている男性がいますけれど、逆に一つの事に打ち込んでいる男性の姿に、女性って惹かれるものなんじゃないかな、と思ったりもします。
僕は女性ではないので、ハッキリとは言い切れませんけど……
もちろんまだ僕は、こんな事を偉そうに語れるような成功者という訳でもなのですが、少なくとも、今の自分がこのままの状態でいいとも、思ってはいないんです。
さて、少しだけ食事休憩をしてと……

ステファンさんの奥様のおすすめで、フランスパンとバーサレ(バターに岩塩が含まれたもの)を食べてみる事にしました。
バーサレをたっぷりとパンにつけるのが、美味しく食べるポイントです。
腹ごしらえをしたら、また原稿の仕事、バリバリと頑張らなくては……