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浅野太志 songe a Paris

パリでエテイヤ・タロットの取材を終えた、占い師・浅野太志の日々の活動をつづります。

三英傑の話

 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三人の戦国武将の事を、天下の三英傑と呼んだりします。  もう、全くパリとは関係ない話…

 三者三様それぞれに個性的で、よく比較されます。人によって、信長ファンだったり、秀吉ファンだったり…、とそれぞれに分かれます。
 僕がこのうち誰のファンかは、過去のブログを読んだ方はもうおわかりですね(笑)
 それでも、僕は三人ともそれぞれに好きです。

 鳴かぬなら、殺してしまえ ホトトギス (信長)
 鳴かぬなら 鳴かせて見せよう ホトトギス (秀吉)
 鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス (家康)

 おそらく一度は聞いた事がある、三人の性格を言い当てた川柳ですが、これは江戸時代の平戸藩主・松浦静山が読んだものです。

 この三人に対する評価は、人によって本当に違います。
 きっと、その人の生き方のスタイルなんかが反映されているのだと思います。
 これから3日に分けて書くブログは、僕の勝手な見解です。
  3日連続で戦国武将ネタ…  今回も暴走します(笑)

 特に信長ファンの方、これは勝手な見解なので、気に障ったらお許しください…

 僕は、この三人は三人ともすごい人だとは思うのですが、天下を治める器という事でいえば、織田信長はちょっと他の二人には及ばないと思うんですよ。
 というより、そもそも織田信長は、天下を治めるような器ではないと思うんですね。

 時代の先見力とか、斬新な発想力、それに何より行動力というものに関してはピカ一です。確かに他の二人は、信長の足元にも及ばないです。
 だいたい秀吉も家康も、織田信長がいなかったら、天下を取れてない訳ですし…

 ただ、逆にいえば、結局、織田信長って、秀吉と家康のつゆ払いだけの役割だったんじゃないか… って気がしなくもないんですね(笑)  信長ファンの皆様、ごめんなさいm(_)m

 僕は、仮に明智光秀が謀反を起こさなくても、信長は結局あんな最期になるんじゃないかと思う。
 だいたい、殺生の数が半端ではなかったですから…
 しかも本来殺さなくてもいい人間までも、欲求不満で殺していた気がする…

 比叡山延暦寺の焼き打ちは有名な虐殺事件ですが、それは氷山の一角で、敵と見れば相手の事情など一切情状酌量する事なく皆殺しにします。
 身辺でも、信長の部屋にあった果物の皮を捨てなかったというだけで、信長に仕えていた少女は殺されたくらいです。

 織田信長という人は、基本的に冷徹で徹底的な能力主義です。
 時には、こういう非情で冷徹な強いリーダーが必要になる時がありますが、信長の場合は、冷徹さの上に残忍さが加わっているのが問題です。

 織田信長というのは、あの時代に絶対的に必要な人だったし、悲劇のヒーローゆえによく同情されますけど、やっぱり人間の器では他の二人にかなわないです。

 秀吉には黒田官兵衛、家康には本多正信といったような、有名な軍師がいますが、信長にはこういう人物がいません。
 人からゴチャゴチャ口を出されるのが大嫌いだったんだと思いますけど、こういう所も、リーダーの素質としては問題点です。

 毛利家の外交僧である安国寺恵瓊は、京都で信長に謁見し、信長の部下だった木下藤吉郎(のちの秀吉)と懇談した時の感想を主家(毛利家)に次のようにもらしています。

 「信長の代は、あと三年から五年くらいは持つでしょう。来年あたりは公家などになる事と思われます。ですがそののち、高転びあおむけになるような未来がすでに見てとれます。それにひきかえ藤吉郎なる者は、さりとての者でございます」

 やっぱりある程度、人を見抜く目がある人にはわかってしまうんですよ。

 つまり、信長に対して、恐怖におののき従っている人間はいたとしても、心底慕ってついてくるような人間はいない。
 その点、豊臣秀吉と徳川家康というのは、ちゃんと天下をおさめる器を持った人物だと思います。
 秀吉、家康どちらがトップであっても、優秀な部下さえいれば、天下はおさまったはずです。

 僕は、この二人が戦国時代を終結させる為に台頭するのは、すでに天のシナリオで決められていたんじゃないかって思うんです。
 この二人は、歴史的な時間背景において言えば、信長に巡り合った事により天下を取っていますが、例えそうじゃなくても、何らかの形で結局はそういう流れになっていくと思うんです。

 だって、この二人、普通の人と比べたら、明らかに才能が突出してますし、目の前の事にいつだって120%ぐらいの力で頑張っていくような人ですから…

 本当に才能があって努力する人は、今も昔も変わらず、必ずいつかは本来の能力を花開かせる事になると思う。
 僕はそんな気がしますね。

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