2012.10.10
パリ発・純度100%の恋愛観
秋本番…… すっかりと、外は涼しくなりましたね。
ここの所、ちゃんとブログの名前にフィットした、パリのブログになっています(笑)
吉村葉子さんの本を、ずっと図書館で読んでいて、忘れかけていたパリを思い出しました。
僕、パリから帰る時の飛行機の中で、「フランスは愛の国」 というフレーズが頭の中で何度何度もリフレインしていました。
そんな風にポワ~としてたら、パソコン盗まれちゃったんですけどね(笑)
パリで知り合う人はみんな、自分の身内のように優しかったです。
ステファンさんは、携帯電話で(日本人の)奥様に 「愛してるよ」 って(日本語で)言っていたし…… こういうマメな事は、日本人には、なかなか真似できない所かも知れません。
(3/1ブログ 「素敵なパリジャン」 参照)
フランス人は、「世の中で一番大事なものは愛だ」 って堂々と言えたりする……
日本人はちょっと照れくさくて言えないけど、やっぱりフランス人には、それが絶対に一番大切な事だという自信があるんだと思う。
日本では、男は社会で働いて、女は家庭を守る… というのが普通ですけど、フランスではそういうのはないです。
女性は家庭を持ってからも、社会で働いている方が一般的だし、男性だって家事や育児を積極的に手伝う……
ステファンさんだって、家で料理を作りますし、めちゃくちゃ上手です。
フランス人の男性って、すごく奥さんを大事にします。
日曜の朝には、プチディジュネという習慣があって、家事に疲れた奥さんが、まだベッドでまどろんでいる時、夫は子供の手を引いて朝のマルシェに出かけて、新鮮な野菜や食材、クロワッサンやバケットを買ってくる……
そして家に帰って、クロワッサンを焼いて朝食を作り、まだまどろんでいるベッドの妻の枕元に、入れたてのカフェオレとこんがり焼けたクロワッサンを持っていく……
フランス人の男性は、みんな一途でピュアです。
僕も見習う事にします……
逆にフランス人女性は日本人と比べて、手に負えないほど気が強いと言われています。
日仏の国際結婚も、フランス人男性×日本人女性というパターンは結構あるのに、日本人男性×フランス人女性というのは、あんまりないんです。
フランス人はピュアな分だけ、言いたい事があるとハッキリ口にします。そして、家族でいる時間をとても大切にします。
その点、日本人というのは淡白で、言いたい事があっても我慢して腹に溜め込む……
フランス人と国際結婚をするのなら、この辺の国民性の思考の違いを押さえておく必要がありますね(笑)
ファッションの価値観の違いをいうと、日本人女性にとって、シャネルとかヴィトンとかグッチとかブルガリとか…… ブランド品はそれだけでオシャレの対象ですが、パリジェンヌはあまりそういったものに価値観を見いだしません。
人からもらったら嬉しいけど、自分でそんな高いものを買おうなんて絶対に思わない……
パリでは、ヴィトンを身につけている人は、ヴィトンが大好きな人としか認識されません。
「高級ブランドだからオシャレ」 という思考は、存在しないんですね。
これは別に、日本人がブランド品を人に見せつけたがっている、という意味ではありません。
あえて言えば、人から認められている物を自分が持っている…… という事に、自尊心が満たされるといった所でしょう。
だから、もしヴィトンが100円ショップで販売させるようになってしまったら、日本人のヴィトン好きは一気に冷めます。
その点、フランス人は、あまり他人の価値観に影響されないので、100円ショップで売られようが売られまいが、ヴィトンの評価が変わる事はありません。
これは痛い所ではあるんですけど、日本人の思考ってブランドに弱い所がある気がしてなりません。
結婚相手を選ぶ時の基準も、同じようにブランドだったりする……
男性は、見目麗しき美人の女性と結婚したい… というのがあるし、女性だったら、男性の社会的ステイタスというのが、結婚の条件として非常に重要だったりします。
この価値観に異論を唱える人は、日本ではあまりいませんけど、フランス人にとっては、どちらも軽蔑の対象なんですね。
あるフランス人の男性が、
「日本人の男性が妻を大切にしないのは理解に苦しむ」
と言っていたそうです。
それは日本に行った時の事、日本人の男性に、
「日本の刺激的な所に連れて行ってやる」
と言われ、連れて行かれたのがキャバクラ(笑)
「あると思います!」 by 天津木村さん ……古い
フランス人の彼の感想は、
「狭くて暗くてうるさい所で、若い女がかわるがわるやってきて、軽薄なお世辞を言う。なんで日本人の男性は家に妻がいるのに、ああいう場所に行くのかさっぱりわからないし、何が楽しいのかも理解できない。もっと自分の妻を大切にするべきだ」
というもの…… なるほど、確かに正論ですね。
僕は今、しきりに反省している事があるんですよ。
僕もそんな恋愛観や人生観だったから、本当に自分を見失って悩んでいました。
日本というのは、いい意味でも悪い意味でもブランド志向や競争意識が強くて、知らず知らずにその影響を受けて、物事の本質を見失っていた気がする……
恋愛に対しても、人生に対しても……
パリ発の純度100%の恋愛の風を受けて、忘れてかけていたピュアな心が取り戻せた気がします。
ここの所、ちゃんとブログの名前にフィットした、パリのブログになっています(笑)
吉村葉子さんの本を、ずっと図書館で読んでいて、忘れかけていたパリを思い出しました。
僕、パリから帰る時の飛行機の中で、「フランスは愛の国」 というフレーズが頭の中で何度何度もリフレインしていました。
そんな風にポワ~としてたら、パソコン盗まれちゃったんですけどね(笑)
パリで知り合う人はみんな、自分の身内のように優しかったです。
ステファンさんは、携帯電話で(日本人の)奥様に 「愛してるよ」 って(日本語で)言っていたし…… こういうマメな事は、日本人には、なかなか真似できない所かも知れません。
(3/1ブログ 「素敵なパリジャン」 参照)
フランス人は、「世の中で一番大事なものは愛だ」 って堂々と言えたりする……
日本人はちょっと照れくさくて言えないけど、やっぱりフランス人には、それが絶対に一番大切な事だという自信があるんだと思う。
日本では、男は社会で働いて、女は家庭を守る… というのが普通ですけど、フランスではそういうのはないです。
女性は家庭を持ってからも、社会で働いている方が一般的だし、男性だって家事や育児を積極的に手伝う……
ステファンさんだって、家で料理を作りますし、めちゃくちゃ上手です。
フランス人の男性って、すごく奥さんを大事にします。
日曜の朝には、プチディジュネという習慣があって、家事に疲れた奥さんが、まだベッドでまどろんでいる時、夫は子供の手を引いて朝のマルシェに出かけて、新鮮な野菜や食材、クロワッサンやバケットを買ってくる……
そして家に帰って、クロワッサンを焼いて朝食を作り、まだまどろんでいるベッドの妻の枕元に、入れたてのカフェオレとこんがり焼けたクロワッサンを持っていく……
フランス人の男性は、みんな一途でピュアです。
僕も見習う事にします……
逆にフランス人女性は日本人と比べて、手に負えないほど気が強いと言われています。
日仏の国際結婚も、フランス人男性×日本人女性というパターンは結構あるのに、日本人男性×フランス人女性というのは、あんまりないんです。
フランス人はピュアな分だけ、言いたい事があるとハッキリ口にします。そして、家族でいる時間をとても大切にします。
その点、日本人というのは淡白で、言いたい事があっても我慢して腹に溜め込む……
フランス人と国際結婚をするのなら、この辺の国民性の思考の違いを押さえておく必要がありますね(笑)
ファッションの価値観の違いをいうと、日本人女性にとって、シャネルとかヴィトンとかグッチとかブルガリとか…… ブランド品はそれだけでオシャレの対象ですが、パリジェンヌはあまりそういったものに価値観を見いだしません。
人からもらったら嬉しいけど、自分でそんな高いものを買おうなんて絶対に思わない……
パリでは、ヴィトンを身につけている人は、ヴィトンが大好きな人としか認識されません。
「高級ブランドだからオシャレ」 という思考は、存在しないんですね。
これは別に、日本人がブランド品を人に見せつけたがっている、という意味ではありません。
あえて言えば、人から認められている物を自分が持っている…… という事に、自尊心が満たされるといった所でしょう。
だから、もしヴィトンが100円ショップで販売させるようになってしまったら、日本人のヴィトン好きは一気に冷めます。
その点、フランス人は、あまり他人の価値観に影響されないので、100円ショップで売られようが売られまいが、ヴィトンの評価が変わる事はありません。
これは痛い所ではあるんですけど、日本人の思考ってブランドに弱い所がある気がしてなりません。
結婚相手を選ぶ時の基準も、同じようにブランドだったりする……
男性は、見目麗しき美人の女性と結婚したい… というのがあるし、女性だったら、男性の社会的ステイタスというのが、結婚の条件として非常に重要だったりします。
この価値観に異論を唱える人は、日本ではあまりいませんけど、フランス人にとっては、どちらも軽蔑の対象なんですね。
あるフランス人の男性が、
「日本人の男性が妻を大切にしないのは理解に苦しむ」
と言っていたそうです。
それは日本に行った時の事、日本人の男性に、
「日本の刺激的な所に連れて行ってやる」
と言われ、連れて行かれたのがキャバクラ(笑)
「あると思います!」 by 天津木村さん ……古い
フランス人の彼の感想は、
「狭くて暗くてうるさい所で、若い女がかわるがわるやってきて、軽薄なお世辞を言う。なんで日本人の男性は家に妻がいるのに、ああいう場所に行くのかさっぱりわからないし、何が楽しいのかも理解できない。もっと自分の妻を大切にするべきだ」
というもの…… なるほど、確かに正論ですね。
僕は今、しきりに反省している事があるんですよ。
僕もそんな恋愛観や人生観だったから、本当に自分を見失って悩んでいました。
日本というのは、いい意味でも悪い意味でもブランド志向や競争意識が強くて、知らず知らずにその影響を受けて、物事の本質を見失っていた気がする……
恋愛に対しても、人生に対しても……
パリ発の純度100%の恋愛の風を受けて、忘れてかけていたピュアな心が取り戻せた気がします。
2012.10.09
パリ風生活スタイル
吉村葉子さんの本 (昨日のブログ参照)を読んで、パリが本当に懐かしくなりました。
もう一度行きたいと思いつつも、時間と予算の関係もあるし、今は時期を見送ってます(笑)
パリに行って感じたのは、パリの人はみんな日本人に好感を持ってくれているという事です。
一生懸命に頑張って働く日本人を、すごいと思っている……
日本のように、クロネコヤマトの宅急便のお兄ちゃんが、汗をかきながら走り回っている姿というのは、パリではありえない事です。
フランス人は、のんびり屋さんですから(笑)
これは、ステファンさんの奥様から聞いた話ですが、パリの宅配便はかなり適当で、不在表をはさんで知らせてくれるのならまだいい方……
問い合わせなければ、郵便局に永遠に置きっぱなしにされているのが普通だという事です。
例えば、日本で水道管が破裂したら、電話を一本するだけで、すぐに業者の方が駆けつけてくれます。
ちなみにパリですと一応24時間対応の業者はあるのですが、連絡してもすぐには来てくれません。
パリでは、水道管が古いので水回りの故障は日常茶飯事です……
フランス人の中でも、経営者や管理職の人は仕事に対して非常に真面目ですが、アルバイトやパートなどの労働者の仕事ぶりは、おおむねかなり適当です(笑)
それに対して日本人はみんな非常に勤勉で、「もっともっと」 と常に上を目指して一生懸命にやる。
例え自分には利益がなくても……
ところが、長所というのは短所の裏がえしですから、悪く言えばこれは欲張りという事になります。
日本人はあまり重要な事ではない事でも、必死になって、「もっともっと」 と欲張って無理をします。
パリを観光する日本人は、決まって忙しく走り回りながら観光名所を残らず回りきろうとします。
僕もそうだった…… (「パリの休日」 参照)
おみやげだって、持ち帰れないくらいにたくさん買いまくる。
抱えきれないほどの買い物袋を両手に持っている日本人の姿は、フランスの人には、かなり異様に映るらしいです。
日本人という民族は、他人が持っている物は、たいがい一通り全て揃えようとします。
子供が生まれたなら、大学へ行かせる為のお金も用意する… よその家がそうしているのに、うちだけがしないのは子供が可哀そうだと言って……
ちなみにこういう考え方は、フランス人にはないです。
余程に裕福な家庭は別として、親が子供が通う大学の学費を払うという事もないです。
基本フランスでは、みんな18歳の成人になったら、親元を離れて自立するのが普通ですから……
これは、著者の吉村さんが指摘していた事ですけど、日本の少子化問題や、若者が結婚をしない選択をする理由に、自分の将来に対する不安や、生まれてくる子供を食べさせていく自信がない事があげられます。
これは、フランス人には、絶対にありえない思考回路らしいです。
愛しあった男女が結婚するのは普通の流れだし、無駄なものを買ったり不必要な見栄を張らなければ、生活の上でお金に困る事はないと思っているから……
フランス人の若者の10人中7人は、カップルでつつましやかに暮らしているんです。
そして、若い内から自発的に、将来の持ち家の為にエパーニュ ロジュモン(épargne logement = 住宅貯金)を始めます。
早い内に始めておけば、銀行との信頼関係が深まり、買いたい物件が見つかった時に融資が受けられるんです。
それから、日本で暮らす男性にとって、とにかくデートというものは、女性にいい所を見せなければいけないという意味でも、本当にお金がかかるから、かなりお財布が痛いです。
その点、パリのフランス人の定番のデートは、朝のマルシェ(3/3ブログ 「パリの朝とマルシェ」参照)に行って食材を買いこんでから、近所のカフェでコーヒーを楽しむというもの……
そして、不動産屋に寄って、将来自分達が住めるよい住宅物件がないか探したりします。
これなら全然お金が掛かりません。
子供の大学の学費の事なんて考えない…… そんなに大学に行きたければ、奨学金制度を使ってバイトをしながらでも行けばいいのだし、無理をして大学に行かせる必要もない。
大学に行ったからって、幸せになれるとも限らないのですから……
パリ風生活スタイルをすれば、お金をかけないで人生を豊かに過ごせて、さらに少子化だって解消できる(笑)
我々日本人も、少し見習う必要があるのではないでしょうか。
もう一度行きたいと思いつつも、時間と予算の関係もあるし、今は時期を見送ってます(笑)
パリに行って感じたのは、パリの人はみんな日本人に好感を持ってくれているという事です。
一生懸命に頑張って働く日本人を、すごいと思っている……
日本のように、クロネコヤマトの宅急便のお兄ちゃんが、汗をかきながら走り回っている姿というのは、パリではありえない事です。
フランス人は、のんびり屋さんですから(笑)
これは、ステファンさんの奥様から聞いた話ですが、パリの宅配便はかなり適当で、不在表をはさんで知らせてくれるのならまだいい方……
問い合わせなければ、郵便局に永遠に置きっぱなしにされているのが普通だという事です。
例えば、日本で水道管が破裂したら、電話を一本するだけで、すぐに業者の方が駆けつけてくれます。
ちなみにパリですと一応24時間対応の業者はあるのですが、連絡してもすぐには来てくれません。
パリでは、水道管が古いので水回りの故障は日常茶飯事です……
フランス人の中でも、経営者や管理職の人は仕事に対して非常に真面目ですが、アルバイトやパートなどの労働者の仕事ぶりは、おおむねかなり適当です(笑)
それに対して日本人はみんな非常に勤勉で、「もっともっと」 と常に上を目指して一生懸命にやる。
例え自分には利益がなくても……
ところが、長所というのは短所の裏がえしですから、悪く言えばこれは欲張りという事になります。
日本人はあまり重要な事ではない事でも、必死になって、「もっともっと」 と欲張って無理をします。
パリを観光する日本人は、決まって忙しく走り回りながら観光名所を残らず回りきろうとします。
僕もそうだった…… (「パリの休日」 参照)
おみやげだって、持ち帰れないくらいにたくさん買いまくる。
抱えきれないほどの買い物袋を両手に持っている日本人の姿は、フランスの人には、かなり異様に映るらしいです。
日本人という民族は、他人が持っている物は、たいがい一通り全て揃えようとします。
子供が生まれたなら、大学へ行かせる為のお金も用意する… よその家がそうしているのに、うちだけがしないのは子供が可哀そうだと言って……
ちなみにこういう考え方は、フランス人にはないです。
余程に裕福な家庭は別として、親が子供が通う大学の学費を払うという事もないです。
基本フランスでは、みんな18歳の成人になったら、親元を離れて自立するのが普通ですから……
これは、著者の吉村さんが指摘していた事ですけど、日本の少子化問題や、若者が結婚をしない選択をする理由に、自分の将来に対する不安や、生まれてくる子供を食べさせていく自信がない事があげられます。
これは、フランス人には、絶対にありえない思考回路らしいです。
愛しあった男女が結婚するのは普通の流れだし、無駄なものを買ったり不必要な見栄を張らなければ、生活の上でお金に困る事はないと思っているから……
フランス人の若者の10人中7人は、カップルでつつましやかに暮らしているんです。
そして、若い内から自発的に、将来の持ち家の為にエパーニュ ロジュモン(épargne logement = 住宅貯金)を始めます。
早い内に始めておけば、銀行との信頼関係が深まり、買いたい物件が見つかった時に融資が受けられるんです。
それから、日本で暮らす男性にとって、とにかくデートというものは、女性にいい所を見せなければいけないという意味でも、本当にお金がかかるから、かなりお財布が痛いです。
その点、パリのフランス人の定番のデートは、朝のマルシェ(3/3ブログ 「パリの朝とマルシェ」参照)に行って食材を買いこんでから、近所のカフェでコーヒーを楽しむというもの……
そして、不動産屋に寄って、将来自分達が住めるよい住宅物件がないか探したりします。
これなら全然お金が掛かりません。
子供の大学の学費の事なんて考えない…… そんなに大学に行きたければ、奨学金制度を使ってバイトをしながらでも行けばいいのだし、無理をして大学に行かせる必要もない。
大学に行ったからって、幸せになれるとも限らないのですから……
パリ風生活スタイルをすれば、お金をかけないで人生を豊かに過ごせて、さらに少子化だって解消できる(笑)
我々日本人も、少し見習う必要があるのではないでしょうか。
2012.10.08
フランス式人生の楽しみ方
この前、国会図書館に行った時に読んだ 、「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」(吉村葉子著・講談社文庫/560円)は、本当にツボにはまったというか、面白い本でした。
著者の吉村葉子さんの本には、フランスと日本のそれぞれ国民性や価値観の違いなどについて書かれているものが他にもたくさんあるのですが、中でもこの本は、とてもわかりやすいです。
フランスに行った日本人が考える事は、誰でも同じなんだな…… なんて考えさせられました(笑)
僕がパリに着いて真っ先に探したのは、ジュースの自動販売機でした。 やっぱり、日本人は自販機探すらしい…
ところが街を歩いていてもどこにも見当たらない…… パリの街には自動販売機がほとんど存在しないんですよ。
たまに、数少ないジュースの自動販売機を見つける事ができたとしても、まず壊れているんです(笑)
これはどうやら、街中に自動販売機があふれている日本という国の方が、世界で特殊らしいです。
日本に来た外国人は、みんな日本の自動販売機の素晴らしさに感動するんですね。
性能もすごいけど、壊れていない所がすごい…… 外国じゃ窃盗犯にすぐに壊されますから……
我々にとっては当たり前の事ですけど、日本のこういう治安の良さというのは世界に類を見ないです。
それに、フランスの人は、ジュースの自動販売機なんて必要としないんですね。
そんなものなくたって、カフェに立ちよればいいし、お金を掛けたくなければ、お店でドリンクを買えばいいし、家に帰って飲み物を作ればいい……
まあ、確かにそうです。
ちなみにパリには、コンビニもないです。
わざわざ深夜に買い物なんてしなくたっていい、というのがフランス人の考え方です。
逆に日本人というのは、いつでもさらなる利便性を追求しようとする……
国民性の違いですね。それぞれに良さがあります。
フランス人というのは、日本人に比べて非常に合理的です。
日本人は、もっと便利なものを……、もっと豊かなものを……、と常に上を目指していこうとする所はすごいけど、フランス人から見たら、頑張っている割には非効率… という事になるらしいです。
日本人は必要のない所にお金をかけ過ぎるし、無駄が多すぎる…
例えばフランスでは、マダム達がお茶会をする時のおやつは、家で焼いたクッキーだったり、簡素なタルトケーキだったりします。大して凝ったものでもなく、ただ、できあいの材料で作りました、というような……
間違っても日本のお茶会のように、銀座コージーコーナーのケーキやプリンが出てくる事はないんですね。
そんな所でお金をかけるなんて、フランス人からしたらありえない……
どこかのお家にお邪魔した時に、てんや物の食事が出るなんて事もありません。フランスでは、それは逆に招待したお客様に失礼だったりします。
必ず例外なく、手作りの家庭料理が出てきます。
これは、この本に載っていたフランス人の彼氏と恋仲になった日本人女性の話です。
おなかがすいた彼の為に、昼食にステーキを作ってあげようとした日本人の彼女が、お肉を焼いた後すぐにフライパンを洗おうとしたんですね。
早く洗わないとフライパンに油がこびりつく… 日本人の考えそうな事です(笑)
そうしたら、フランス人の彼氏に、Mais non! <メ ノン>(= おバカ)って言われて、フライパンを取り上げられたそうです。
あの肉汁は、フランス人にとっては貴重なソースなんですね。他のおかずの味付けにする……
日本人にはそういう感覚がないから、さっさと熱い内にフライパンを洗ってしまえ…… って事になるんですけど。
買い物でも、スーパーのパックのサラダは滅多に売れないそうです。
フランスの野菜は新鮮で安いですから…… 人件費の分高くなった出来合いのサラダを、わざわざ買うフランス人は滅多にいません。
だいたいフランス人は欲しい物をお店で見つけても、財布を出して買おうとはしないです。
本当に自分にとって必要なものしか買わない……
フランス人というのは常に、「無いものねだりなんてしないで、さっさとあきらめて、叶う範囲での幸せを探す」 という思考になります。
C'est la vie. <セラビ>(= それが人生よ)なんて言いながら、人生を楽しんでしまう。
日本人は優秀な民族ですけれど、それ故にいつもせかされて、人生を楽しめていない所があるかも知れません。
時にはパリ風に少し肩の力を抜いて、無駄のない人生を楽しんでみるのもいいかも知れません。

フランスに行った日本人が考える事は、誰でも同じなんだな…… なんて考えさせられました(笑)
僕がパリに着いて真っ先に探したのは、ジュースの自動販売機でした。 やっぱり、日本人は自販機探すらしい…
ところが街を歩いていてもどこにも見当たらない…… パリの街には自動販売機がほとんど存在しないんですよ。
たまに、数少ないジュースの自動販売機を見つける事ができたとしても、まず壊れているんです(笑)
これはどうやら、街中に自動販売機があふれている日本という国の方が、世界で特殊らしいです。
日本に来た外国人は、みんな日本の自動販売機の素晴らしさに感動するんですね。
性能もすごいけど、壊れていない所がすごい…… 外国じゃ窃盗犯にすぐに壊されますから……
我々にとっては当たり前の事ですけど、日本のこういう治安の良さというのは世界に類を見ないです。
それに、フランスの人は、ジュースの自動販売機なんて必要としないんですね。
そんなものなくたって、カフェに立ちよればいいし、お金を掛けたくなければ、お店でドリンクを買えばいいし、家に帰って飲み物を作ればいい……
まあ、確かにそうです。
ちなみにパリには、コンビニもないです。
わざわざ深夜に買い物なんてしなくたっていい、というのがフランス人の考え方です。
逆に日本人というのは、いつでもさらなる利便性を追求しようとする……
国民性の違いですね。それぞれに良さがあります。
フランス人というのは、日本人に比べて非常に合理的です。
日本人は、もっと便利なものを……、もっと豊かなものを……、と常に上を目指していこうとする所はすごいけど、フランス人から見たら、頑張っている割には非効率… という事になるらしいです。
日本人は必要のない所にお金をかけ過ぎるし、無駄が多すぎる…
例えばフランスでは、マダム達がお茶会をする時のおやつは、家で焼いたクッキーだったり、簡素なタルトケーキだったりします。大して凝ったものでもなく、ただ、できあいの材料で作りました、というような……
間違っても日本のお茶会のように、銀座コージーコーナーのケーキやプリンが出てくる事はないんですね。
そんな所でお金をかけるなんて、フランス人からしたらありえない……
どこかのお家にお邪魔した時に、てんや物の食事が出るなんて事もありません。フランスでは、それは逆に招待したお客様に失礼だったりします。
必ず例外なく、手作りの家庭料理が出てきます。
これは、この本に載っていたフランス人の彼氏と恋仲になった日本人女性の話です。
おなかがすいた彼の為に、昼食にステーキを作ってあげようとした日本人の彼女が、お肉を焼いた後すぐにフライパンを洗おうとしたんですね。
早く洗わないとフライパンに油がこびりつく… 日本人の考えそうな事です(笑)
そうしたら、フランス人の彼氏に、Mais non! <メ ノン>(= おバカ)って言われて、フライパンを取り上げられたそうです。
あの肉汁は、フランス人にとっては貴重なソースなんですね。他のおかずの味付けにする……
日本人にはそういう感覚がないから、さっさと熱い内にフライパンを洗ってしまえ…… って事になるんですけど。
買い物でも、スーパーのパックのサラダは滅多に売れないそうです。
フランスの野菜は新鮮で安いですから…… 人件費の分高くなった出来合いのサラダを、わざわざ買うフランス人は滅多にいません。
だいたいフランス人は欲しい物をお店で見つけても、財布を出して買おうとはしないです。
本当に自分にとって必要なものしか買わない……
フランス人というのは常に、「無いものねだりなんてしないで、さっさとあきらめて、叶う範囲での幸せを探す」 という思考になります。
C'est la vie. <セラビ>(= それが人生よ)なんて言いながら、人生を楽しんでしまう。
日本人は優秀な民族ですけれど、それ故にいつもせかされて、人生を楽しめていない所があるかも知れません。
時にはパリ風に少し肩の力を抜いて、無駄のない人生を楽しんでみるのもいいかも知れません。