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固定観念を打ち破れば、運が開く

 人は誰でも、思い込みを持っているものです。
 本当は正しくない事でも、ずっと一つの思考に囚われ続けていると、やがてその思考は、その人にとっての真実となります。
 それが例え、どんなにおかしな事でも……

 僕も、そういう囚われがありました。
 いや正直に言うと、一つや二つじゃなかったです。もう、固定観念のかたまりというか、要するに頑固者でした(笑)

 全部あげるとキリがないので、代表的なのを書くと……

 僕の人生の決め事の中に、「借金は絶対にしない」 というのがありました。
 これ、父親の影響です。
 18才で東京に上京する時、父親から
 「人にお金を借りなきゃ生活が出来んような、みっともない人間になるな」
 って、何度も聞かされていたのです。

 この時、僕の頭の中で、「人にお金を借りる = みっともない事」 という方程式ができあがってしまっていたんですね(笑)
 これ、何の根拠もないというか、明らかに間違っている理屈です。
 だって、お金を借りて大成功した偉人は、世の中にいっぱいいる訳ですから……
 まあ、この言葉は、一匹狼だった僕の父親の性格が出ています。実際、父親は人から一度も借金をしませんでした。

 その影響で、消費者金融やサラ金は勿論の事、銀行でお金を借りるのも、ローンを組むのも、絶対に嫌だとずっと思い続けていました。
 そればかりか、カードを使ってお金を払うのも、どうも借金をしているような気がして嫌なので、少し前まで、僕はクレジットカードを持っていませんでした。
 カードがないと不便ですよ。インターネットで買い物をする時は、カード払いしか出来ないものがいっぱいありますから……

 今回のパリ行きが決まった時、通訳のステファンさんの奥様からのメールに、
 「パリはカード社会だから、是非VISAカードを作っておいてください」
 と、アドバイスが書かれていました。
 パリではVISAカードが、他のどのカードよりも需要が多いのです。そして、街でユーロ札の大金を持ち歩く人はいません。

 パリで万一、生活に不便なのは困るので、この観念を打ち破って、VISAのクレジットカードを作る事にしました。
 それでも、僕は頑固者なので、なるべくならこのカードは使わないようにしよう、と心に決めていました。

   飛行機

 これは僕が乗った飛行機です(笑)

 思いおこせば、パリに出発したのは2月26日の夜の便です。
 荷物をまとめるのに手間取った僕は、電車の乗り継ぎが奇跡的にうまくいって、間一髪で飛行機に乗り込む事が出来ました。
 それは、成田空港の飛行機乗り場まで、大きなスーツケースに重いバックを3つ持って、全速力で走った結果でした。
 正直、間に合ったのが奇跡でしたが……

 その時、財布の中には一万円が入っているだけでした。それ以外のお金は、パリのアパルトマンの家賃の支払いなどの為に、全てユーロに換金していました。

 で、荷物検査の前の事です。
 重いスーツケースを、まるで体重計のような大きなハカリに乗せると、何と重量オーバーだとの事でした。

 「えーーっ、重量制限なんてあるんですかぁ~」

 せっかく、時間にギリギリ間に合ったのに、いきなり青天の霹靂……

 「重量が超過しておりますので、超過料金100ドル頂きます。日本円ですと7800円のお支払いになります」

 「えーーーーっ」

 僕、パリに食費を節約しようと思って、スーツケースの中に、お米の袋を入れていたんです(笑)

 そしてさらに、僕、スーツケース以外にもバックを2つ持っていました。(本当は3つあったんですけど、その場で1つのバックの中に別のバックを入れて2つにした)

 「あの…… 機内への荷物の持ち込みは、一つまでとなっております。こちらでお預かりできるお荷物もこのスーツケース一つだけで、それ以外のお荷物をお預かりするとなると、さらに100ドル掛ります。日本円で合計15600円です」

 「えーーーーっ」

 どちらにしても、お金足りません(笑)
 
 「あの…… このカード使えますか……」
 「はい、それでは、ここにサインをお願いします」

 これが、生まれて初めての僕のクレジットカード体験でした(笑)

 それにしても本当に、クレジットカードを作っておいてよかったです。
 もし、あの時クレジットカードを持っていなかったら、パリ行きの飛行機に乗れていませんでした。
 アドバイスを下さった、ステファンさんの奥様に本当に感謝です。

 パリについてからも、クレジットカードには本当に助けられました。持っていなかったら、パリでの生活が成り立っていなかったですね。
 さらに帰国してからも、このクレジットカードのお陰で、いろいろとピンチが切り抜けられました。

 もし僕が、最後まで自分のやり方にこだわって、カードを作らなかったら、今の僕はありませんでした。

 思い込みや固定観念は、せっかくの自分の可能性を閉ざします。
 だから、その囚われを解き放たなければなりません。

 例えば、赤信号の時は道を渡らない、というのは一般的な常識ですが、パリでは違います。
 ステファンさんから教わった事ですけど、パリでは、車が通ってなければ、赤信号でも道を渡っていいのです。
 車の交通量の多い所以外では、信号機は一切関係ありません。

 それから、フランスではお客様をもてなす時には、自分の家で料理したものを出すのが礼儀で、てんや物を出してもてなすのは、かえって失礼になります。
 日本人の常識とは、少しだけ違います。

 僕は、パリに3週間滞在して、いろんな固定観念が破れました。

 ずっと持ち続けたこだわりや観念を壊すのは、とても勇気がいる事ですけど、思い切ってそれを壊す時、新たな運命の扉が大きく開かれます。

 

プロフィール

浅野 太志

Author:浅野 太志

14歳の頃から、占いの世界に興味を持つ変わり者。
フランス・パリでエテイヤ・タロットの取材を終え、占い師として活動再開。
専門は、四柱推命、タロット、姓名判断など。


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